SPECIAL
#03
第2話放送後インタビュー:中村桜(キョウカ役)
――第2話は、アリヒトたちにキョウカが加わり、レッドフェイスとの戦闘を繰り広げました。キョウカはキツイ性格かと思いましたが、戦闘中はアリヒトを逃がそうとする優しい一面も描かれました。
中村:「自分ひとりではどうにもならない」という現実を、身を以て知ったのだと思います。それでも身を挺して戦ったのは、彼女自身の中に「なんとかしたい」という強い気持ちがあったからですよね。
――元部下のアリヒトに助けられる形になりましたが、あのピンチを乗り越えたことで、ふたりの関係値も少し変わったのではないでしょうか?
中村:これまでのキョウカは「自分ひとりで何でもできる」と思い込もうとしていた部分があるんですよね。ただ、心の底ではアリヒトの能力に一目置いていたので、今回のピンチを経て、ようやく素直に手を取り合うことができたのだと感じます。
――戦闘後、ふたりで話し合う場面では、家の事情などにより、これまで気丈に振る舞っていたことも明かされました。
中村:これまでは「パワハラ年下上司」というイメージが強かったかもしれませんが、ここでようやく彼女の真意が明かされました。ご両親を見返してやるんだ、というガッツは凄いですよね。もともと優秀だからこそ少し空回りして、「自分ひとりでなんとかしなきゃ」と抱え込むようになってしまっただけなんだなって。あの会話シーンで、初めてキョウカの人間らしさが出たと思います。
――良いギャップですね。
中村:はい。だからこそ、視聴者のみなさんには彼女を嫌いにならないでほしいです(笑)。
――転生前と転生後で演じ分けなどは意識されていますか?
中村:少しずつ心を開いていく過程を意識しています。第2話の戦闘中に弱みを見せたり、両親の話を打ち明けたりしたことで、彼女の心境にも大きな変化があったはずですから。その変化を汲み取りつつ、以前よりもガードが緩んだようなニュアンスでお芝居をしました。
――ディレクションなどはありましたか?
中村:「変にお姉さんっぽく、上司っぽく振る舞わなくていい」とディレクションをいただきました。ですので、設定は一旦置いて、「異世界にやってきた等身大の女の子らしさ」を大切にしています。ただ、私自身はこれまでお姉さんキャラを演じる機会が多かったので、そのクセを抜いて調整するのは少し大変でした。
――あえてお姉さん感を封印したのですね。
中村:はい。ただ、テレジアに対してはつい面倒を見たくなったり、女の子同士でいると自然とまとめ役になったりもするので、そこは物語の状況に合わせて柔軟に引き出しています。
――オーディションの段階から役作りは結構変わっているのでしょうか?
中村:オーディションのときは「お姉さん感」と「かわいらしさ」のどちらを優先すべきか悩みました。だけど原作のアリヒト目線だと、キョウカの“嫌な上司感”が強調されていると感じたので、最初はそこを強めに出したんです。
でも、スタッフさんから「もう少しかわいくて良い」とアドバイスをいただきまして。そこから表情がコロコロと変わるような演技を取り入れた結果、役を任せていただけることになりました。「しっかりしすぎない」というバランスは、オーディションから本番まで一貫して大切にしている部分です。
――放送前のインタビューでは「メインキャラクターを演じる経験がまだ少ない」とお話されていました。今回、役者として大きな経験になったのでは?
中村:今回の現場は第一線で活躍されている方ばかりで、本当に勉強になることだらけでした。特にすごいなと感じたのは、ご自身のお芝居だけでなく、周囲への気配りを欠かしていないところ。たとえば、全員で声を合わせるシーンで、サッとマイク前のスペースを空けてくださったり。そういった細かな配慮をみなさんが自然とやられていて、非常に良い刺激をいただきました。
――本作はキャラクターごとに様々な戦闘スタイルがありますが、中村さんがこの世界で戦うとしたらどんなスタイルを選びますか?
中村:後衛の後衛、さらにそのまた後衛がいいです! 前線に出て戦える気が全くしないので、もはや現場ではなくテレビ越しから見守るくらいで……(笑)。
――(笑)。ではサポート役ですね。
中村:商人や、ギルドの受付嬢もいいですね! パーティーを組んで旅をするのは楽しそうですけど、やっぱり自分の命は大事にしたいなと思っちゃいます(笑)。
――普段ゲームをするときは、どのようなプレイスタイルですか?
中村:ゲームでも、弓使いのような後方から攻撃するタイプを選ぶことが多いです。あとは仲間にバフ(強化魔法)をかけたりと、とにかくサポート役が好きなんですよね。
――技能が鍵となる本作にちなんで、仕事や日常で使いたいスキルを教えてください。
中村:お仕事面では「どんな状況下であっても絶対に噛まない技能」がほしいです!! 私生活なら「どんな乗り物でも運転できる技能」ですね。実は車の運転免許と船舶免許は持っているのですが、どちらもペーパーなんですよ。
――船舶免許はすごいですね。
中村:釣りをしてみたかったのと、手っ取り早く顔写真付きの身分証明書がほしくて取りました(笑)。
――乗り物系ならほかにもたくさん種類がありますね。
中村:じゃあ、ショベルカーとか……(笑)。ほかにも飛行機やヘリコプターなど、とにかくありとあらゆるものを操縦できるようになりたいです!
――最後に、第3話放送に向けて、視聴者の方々にメッセージをお願いします。
中村:第2話でキョウカが正式に仲間になり、続く第3話ではさらに新たなメンバーが加わります。急に賑やかになるパーティーと、個性的な仲間たちに振り回されるアリヒトの姿(笑)。そんな彼らのドタバタな日常や冒険を楽しみつつ、これからも応援していただけると嬉しいです!
取材・文:MoA
