世界最強の後衛

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SPECIAL

#06

第5話放送後インタビュー:石川由依(エリーティア役)、早見沙織(スズナ役)、本渡 楓(ミサキ役)

――早見さんと本渡さんはインタビュー初登場ということで、作品の印象をお聞かせください。

早見:私の勝手なイメージですが、こういった作品はみんな前衛で、仲間とともにどんどん前に出て戦うものだと思っていました。だからこそ「後衛」という文字が新鮮に響きましたし、実際に作品に触れてみて、これはアリヒトだからこそ生まれる物語なのだと感じました。

彼はいつも冷静で、物事全体を見渡せる人だからこその安心感がありますよ。その穏やかな空気が作品の根底にずっと流れているからこそ、こちらも心地よく読み進めることができました。

本渡:今作は転生作品ですが、アリヒトの生前の仕事周りの人間関係や技能が新たな世界にも引き継がれています。中でも、キョウカとは互いに未知の状況に飲まれながらも、また新たな関係を築いていくところが面白いと思いました。

キョウカは前世ではテキパキしていた印象で、この世界でもしっかりしているのですが、少しずつ新たな一面が見えてきます。アリヒトの能力や人柄のおかげで色々な女の子が周りに集まり、それにキョウカがライバル意識を燃やしたりするのもかわいらしくて。

色々なキャラクターがそういう一面を見せてくれることに癒やされますし、アリヒトの人柄ゆえに安心して見ていられるなと。それも松岡(禎丞)さんのお芝居によって引き出されていると現場でも感じていました。

――ミサキもまたアリヒトのパーティに加わりましたが、彼女はどのような子でしょうか?

本渡:スズナの大親友で、楽しいことを選択し続ける子です。性格と技能がピッタリだと思います。

ムードメーカーで、時には場をかき回してしまうこともありますが、それはわざとやっているわけではなく、あくまで「楽しい」を共有しようとしているだけなんです。実際、初めて演じるにあたり、最初は少し意地悪っぽさを加えてみたのですが、ディレクションで「もっと無邪気に」「ミサキはそんなに深く考えていない」と言われまして。そこからは、視聴者のみなさんにまっすぐ受け取ってもらえるよう演じました。

――今お話にもありましたが、スズナとミサキは大親友です。しかし、性格としては少し意外な組み合わせにも見えますが、早見さんからご覧になっていかがですか?

早見:雰囲気や話し方からして正反対ですよね。転生前のことはまだ詳しく描かれていませんが、バスで楽しそうに笑っているシーンを見ると、本当に以前から仲良しだったのだろうなと思いました。

――お話にあったように、ミサキはトラブルメーカーな一面もありますが、石川さんからご覧になっていかがですか?

石川:トラブルメーカーではあるものの、ミサキにしかできないことがたくさんあるんですよね。エリーティアは色々と考えすぎてしまうところがありますが、ミサキが突拍子もないことをしてくれるからこそ、ポロッと心の内を漏らしたりして。そういう面ではすごくありがたい存在だなと思います。

早見:この先、気付きづらい形でエリーティアを気遣うシーンがあります。ミサキちゃんは明るくハッピーで、時には周りの人がてんやわんやしてしまうこともありますが、みんなのことをちゃんと見て気付くことができる感覚を持ち合わせているのではないかと思います。

それでいて、その思いやりを押し付けがましいわけではなく、自然と受け取らせるのが得意です。本人に自覚はないと思いますが、自然と身についているところがすごく好きです。

――みなさんから見た、スズナの印象はいかがですか?

石川:スズナは人としてすごいなと思います。決して主張するタイプではないものの、どっしりと構えているといいますか。内心では焦っていても、ちゃんと落ち着いて自分の役割を果たそうとするところがありますよね。彼女が冷静だからこそ、ほかのみんなも冷静になれることもあって。やっぱり安心感ですね。神秘的な技能もすごく似合っているなと思います。

本渡:ミサキにとってのスズナは、アリヒトに負けないくらいの精神的支柱です。自分と正反対ですが、そこに安心するんだろうと思います。そして、早見さんのお声が乗ることで、神秘さに説得力が増すんですよね。自分からガツガツいくタイプではありませんが、一言一言に核心を突くような力強さを感じます。

――エリーティアについてはいかがでしょうか?

早見:スズナにとって、この世界で最初に距離が近くなった人なので、特別な存在だと思います。そもそも戦闘能力が高いところであったり、自分にはないものを持っているからこそ支え合いながら、一緒に歩めているところはありますね。

おそらく、スズナはエリーティアが何かを抱えていることにも気付いているのだと思います。ですが、彼女が話したがらないのであれば聞かないのもスズナらしいです。ふたりを見ていると、互いに思いやっているのだと思います。

本渡:ミサキとしては「エリちゃん」と早い段階で呼んでいたくらいですから、非常に興味を持っているのだと思います。

私個人としては「金髪ツインテールでかわいいな」と思いつつ、真面目なところ、そして石川さんのお芝居が印象的です。アフレコ現場でも、石川さんのお芝居やキャラクターの表情を見て、「エリーティアは頭の中で色々なことを考えているんだろうな」と感じ取っていました。

――第5話を振り返って、パーティ全体の結束をどのように感じましたか?

本渡:職業がバラバラだからこそ、それぞれ役割がハッキリしていますよね。今回、技能がパワーアップしたことでもう負けることはないのではないか、とすら思っています(笑)。

ミサキとしては「職業・ギャンブラー」に驚きましたが、「ラッキー」や「挑戦してみる」など、ミサキ自身にピッタリですよね。アイアンダイスはサイコロによる物理的な攻撃なので、ほかのみんなと比べるとカッコよさはないかもしれませんが、それでもミサキなりの戦い方です。きっと、ミサキ自身、みんなと一緒に前線で戦いたかったはずですし、強化されたことで手応えを感じているのではないかと思います。

早見:みんなが新装備を見せ合うシーンがありましたが、私の中ではもう歴戦のパーティのような感覚になっていたので、「まだ歴史は始まったばかりなんだ」とハッとしました。
女の子同士でキャッキャとしている姿を見て、「ここからの道のりはまだまだ長いぞ」と思ったりもして(笑)。ただ、同時にスキルポイントを確認していたりと、仲間同士でしっかり高め合っているのは素敵だと思いました。

石川:早見ちゃんがおっしゃったように、パーティとしてはまだまだ結成したばかりですが、みんな伸びしろがありますよね。技能を取得したり、新しいことを試してみたりと、本当にここからなんだなと思います。これからも互いに連携して、パーティとしてもっと強くなるのでしょうね。

――パーティの団結が描かれましたが、終盤にはミサキが石板に触れたことで未知の領域へ転移してしまいました。

本渡:悪気はないのですが、そこは相変わらず……(笑)。

早見:ミサキのおかげでストーリーが進みますね(笑)。

一同:(笑)

本渡:どこかに飛ばされてしまったミサキを、みんなが探しに来てくれるのですが、果たしてどうなるのか……。ただ、そこからミサキの意外と怖がりな一面も見えてきます。そういう普段とは違う姿もあるからこそ、アリヒトさんも放っておけず「助けなきゃ」と思ってくれるのかもしれないですね。

――本作はキャラクターごとに様々な戦闘スタイルがありますが、みなさんがこの世界で戦うとしたらどんなスタイルを選びますか?

本渡:私は大剣も、魔法も、どちらも好きです。とにかく前衛に憧れがあるので、剣でみんなを先導してみたいですし、魔法なら空を飛んだり、杖から炎を出して戦うのもいいですね。やはり王道に憧れがあります。

早見:私はそもそも戦線に行きたくないので、調理係などがいいかもしれません。ですが食材を集めに行くと敵と遭遇しそうですよね。なるべく拠点から出ずに、命を大事にしていたいです(笑)。

石川:実は私も同じです(笑)。

早見:じゃあ、ふたりで料理しましょう!

一同:(笑)

石川:私はパーティに着いていくことすら厳しいと思うので、畑を耕して野菜を提供します(笑)。

――石川さんが野菜を提供して、早見さんが料理をして、本渡さんがそれを食べて戦うわけですね(笑)。

本渡:すごく身体に良い料理を作ってもらえそうですね!

早見:本渡さんの負担が大きすぎますね(笑)。

本渡:私の心配はなさらずに、ぜひ食べさせてほしいです(笑)。

――技能が鍵となる本作にちなんで、仕事や日常で使いたいスキルを教えてください。

早見:朝、すっと起きられる能力がほしいです。たとえ夜更かしをしても、翌日を元気に始められたら嬉しく思います。そうすればもっと色々とチャレンジできると思います。

――もしかして、目覚ましですぐに起きられないタイプですか?

早見:そうなんです! アラームを何度もセットしていますがなかなか起きられなくて。

本渡:えぇ!? 早見さんは鳥のさえずりでお目覚めになるのかと思いました。

一同:(笑)

早見:窓はしっかり鍵を掛けて、カーテンも完全に閉めています(笑)。子供の頃は夜更かしが得意で、朝もすっと起きられていましたが……あの頃を取り戻したいです。

石川:私はお腹いっぱいになっても、もう3口くらい食べられるようになりたいです。ラーメンとか、本当はご飯も食べたいんですよ! ご飯を食べる系の動画とか見ていると胃袋に余裕がほしいなと思っちゃいます。

――結構少食なのですね。

石川:普通だとは思うんです。だけど女性ってラーメンにご飯を足すのは結構厳しいんですよね。

本渡:私、年末年始に旅行先で、大盛りラーメンとチャーハンを食べました。

石川:すごい、羨ましい……!

早見:辛いものもよく食べていますよね。

本渡:そうなんです。なのでどれだけ食べても太らない技能がほしいです。もともと食べるのが大好きで、ラーメンや、スパゲッティなど、見ているだけでお腹が減ります。それに、食べながらでもお腹が減ってくるので、そういうときは周りの人に止められもしますね(笑)。

石川:それだけ食べられる胃があって、どれでも注文できるお金があれば最高ですね。

本渡:あとは太らなければ完璧ですね。

一同:たしかに(笑)。

――ミサキの「ギャンブラー」にちなんで、みなさんが運が良いと感じた瞬間や最近の出来事をお聞かせください。

石川:この仕事をしている人たちは、みんな運が良いと思っているんじゃないかな。役との巡り合わせもそうですし、人にも恵まれています。そんないい人たちに支えられることで、私も頑張らなければと思うので、本当にいい環境にいるなと常日頃から感じています。

早見:私は最近だと、おみくじを引いたら大吉が出たことでしょうか。

――良い1年になりそうですね。

早見:そうなんです。幸先が良いなと思ったので、今年はこれ以外のおみくじを引かないようにします(笑)。

本渡:私は、よく行くお洋服屋さんに寄ったとき、ちょうどピッタリな服があったことです。それも何度か続いたので、ラッキーだなと思いました。

――即決で買われるのですね。

本渡:見た目とサイズさえ合えば買ってしまいます。

早見:巡り合わせですね。

本渡:そうですね。古着が好きなんですが、一度機会を逃すともう出会えないことがあるので、そういう意味でも巡り合わせは信じています。

石川:最近だと、なんだろう。昨日食べたお鍋が美味しかったとか……。

――何鍋ですか?

石川:柚子胡椒味のお鍋です。食べ物が美味しいのが一番幸せだなって思います。

早見:本渡さんのお腹が減ってしまいますね(笑)。

本渡:(想像して)美味しそう~!

一同:(笑)

――最後に、第6話放送に向けて、視聴者の方々にメッセージをお願いします。

早見:第6話はチームとして、一人ひとりの技能や個性が活かされる場面もありますし、「この世界は広いんだ」と思わされるような出会いもあります。より作品世界を深めてくれるようなお話になっているので、ぜひご期待ください。

本渡:第5話でそれぞれの技能がパワーアップし、そのうえで未知の領域に訪れることとなります。そこでは非常に大きな敵と遭遇するのですが、新たな技能が発揮されるところでもあるので楽しみにしてほしいです。

石川:パーティの結束や各々の力が高まったところではありますが、まだまだ危うい瞬間もあります。そんな中、今のメンバーとはまったく異なる力を持ったキャラクターが登場することで、アリヒトたちはどんな力を得ることができるのか。ぜひ見届けていただければと思います。

取材・文:MoA