世界最強の後衛

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SPECIAL

#05

第4話放送後インタビュー:古賀葵(テレジア役)、中村桜(キョウカ役)

――第4話は日常パートが豊富に描かれましたが、特に印象的だったシーンはありますか?

古賀:アリヒトの活躍にめちゃくちゃびっくりするルイーザでしょうか。毎回、良いリアクションだから面白いんですよね(笑)。あと、キョウカと酔っ払っているところですよね。

中村:あぁ!

古賀:お姉さん組のちょっとセクシーで、お戯れなシーンが印象的です(笑)。

中村:それぞれの関係値が出来上がってきた回ですよね。

――テレジアはついに、正式にパーティーに加入しました。すごく嬉しそうなことが行動からも伝わってきましたね。

古賀:テレジアは話せませんが、ちゃんと感情がわかるんですよね。私としては喋れないことに対する切なさと、「よかったね」という気持ち、色々な感情がごちゃ混ぜになりながら演じていました。

中村:この辺りから感情が出始めましたよね。

古賀:そうですね。これから、もっと可愛いところが伝わると嬉しいです。

――お風呂では大胆な行動をしていました。

古賀:まさか男湯に入るなんて……!

中村:意外と積極的というか……(笑)。

古賀:でも、この段階ではまだ恥ずかしさがなく、尽くしてあげているような状態なんですよね。

中村:テレジアなりのお礼ということですね。

古賀:そうですね。でも突然すぎてアリヒトも慌てていました(笑)。

中村:でも可愛いですよね。パーティーのみんなはアリヒトを取り合っているわけではないですけど、誰かがアリヒトにグイグイいくと嫉妬しちゃって。だけど、テレジアが何かしても「テレジアならいっか」と納得するんですよね。逆に、みんなが見守っているところがありますよね。

古賀:たしかに、ちょっとだけ別枠ですね(笑)。

――パーティーに加わった新メンバーの印象はいかがですか?

古賀:エリーティアはまだ内に秘めているものが多く、完全には心を開いていないところがあります。でも、強いところとか、自分をしっかりと持っているところが素敵です。完全に本音を見せないのも、責任感の強さゆえなんですよね。視聴者目線で「何があったのか知りたくなる」、「目が離せない危うさ」を持ち合わせたキャラクターだと思います。

スズナは、個人的に巫女服がかわいくて好きです(笑)。弓使いという属性もいいですね。早見(沙織)さんのお声もあって、凛とした佇まいが美しいです。パーティーとしても、彼女が緩衝材になっているところがあるんですよね。エリーティアはちょっと責任感が強すぎるところがありますし、ミサキはトラブルメーカーですし(笑)。そこでスズナが間に入って取り持ってくれるというのは、素敵なポジションだなと思いますし、苦労人と言いますか、控えめなところがかわいさをより引き立てていますよね。

ミサキは他のみんなとは全く異なる性格ですよね。「ここに来てムードメーカーが登場するのか!」と驚きました。彼女のおかげで場が明るくなりますし、コメディ面が華やぐんですよね。ちょっぴりおバカさんで、ちゃっかりしている一面もあったりしますが、彼女もまたいい子です。人生を楽しんでいるなと思いました。

中村:一気に3人が加わったことで、作品の風向きが変わりましたよね。ここから「冒険に行くぞ」という空気感がより強まったなと思います。

それぞれについては古賀さんのおっしゃる通りなんですけど、私の中では、スズナがすごいなと。きっと、エリーティアとミサキだけのパーティーだったら上手くいかないんですけど、スズナが自然と、フラットに接することで、全体のバランスが良くなっているのだろうなと思います。

――ここまでを通して、ご自身のキャラクターの変化を感じましたか?

古賀:お風呂での行動はちょっとずつ仲間に対する信頼感みたいなものが芽生えたからこそだなと思います。人が増えたことで、彼女のポジションに変化が現れたということでしょうね。

アリヒトに対しては、ずっと一緒にいたい気持ちと、何かしてあげたい気持ちがあるけど、まだ慣れていないから、あのお風呂での行動みたいになってしまったんですよね。それでもテレジアなりに、一生懸命に感謝を伝えようとしているんだろうなと思いました。

――中村さんはいかがでしょうか?

中村:第4話くらいになると、キョウカは「ここが居場所」と自覚しているんですよね。パーティーで先に進むことをどこか楽しんでいたり、みんなと関係を築くこともできています。その姿を見て、「この世界を受け入れ、第二の人生を踏み出そうとしているんだろうな」と思いました。

あと、仲間が増えたことで、「パーティーの一員としてしっかりしよう」という自覚が芽生えているんですよね。そこは会社員らしさが残っているなと(笑)。

――アリヒトは第4話でも仲間たちに振り回されましたが、改めて彼の印象をお聞かせください。

古賀:アリヒトは誰に対してもフラットですよね。そこは社会人として培ったものなのだと思います。メンバーが増えてもみんなの中心でいられるのはその人望のおかげですよね。

中村:みんなをまとめるリーダーシップと人柄がありながらも後衛にいるところがすごいなと思います。みんながワイワイしている中、後ろで見守っているところも面白いですね。主人公なのに珍しいなと(笑)。

――おふたりから松岡さんの演技をご覧になった感想をお聞かせください。

古賀:人が増えたことで、アリヒトの新たな一面を見ることができました。特に、ミサキのような今までにいないタイプでも、アリヒトはちゃんと受け入れていて。その順応性の高さを感じましたし、それがしっかりと伝わる松岡さんのお芝居がすごいなと思いました。

でも、それもブラック企業で働いていたからこそですよね。何が起きても冷静に対処することが身についているんだなと、お芝居を通して改めて感じました。

中村:みんな成長していく中、松岡さんの演じるアリヒトは「スーツを着ている感」があるんですよね(笑)。

古賀:わかる気がします(笑)。

中村:(笑)。異世界だけどスーツというミスマッチ感を表現できているのはすごいですし、異世界に染まりきっていない「地に足がついている」感じが面白いです。

――キョウカは着替えているからこそ、アリヒトのスーツがより目立っているところはありますね。

中村:そうですね。でも、装備のチョイスが大胆ですよね! エリーティアたちは冒険者感がありますけど、キョウカはヴァルキリーらしいと言っていいのでしょうか(笑)。

古賀:やる気が感じられます!(笑)。

中村:パーティーの中でもかなり異質で、目立つなと思いました(笑)。

――最後に、第5話放送に向けて、視聴者の方々にメッセージをお願いします。

古賀:また強烈なキャラクターが登場します(笑)。

中村:そうですね(笑)。

古賀:そんな一癖も二癖もあるキャラクターにアリヒトはフラットに接することができるのか(笑)。物語が進むにつれて、新しい謎が出てきたりするので、今後も期待していてほしいです。

また、今回の第4話で、テレジアは感情みたいなものを覗かせたり、実際に行動に移すことができました。そのおかげで、今後はみんなとの、特にアリヒトとの距離感が縮まっているようなシーンが増えるので楽しみにしていてほしいです。

中村:この後、アリヒトは箱屋に向かうことになりますが、そこで登場するキャラクターが非常に個性的です。そこで出会う人物は果たしてアリヒトの力になってくれるのか……。このお話が次のダンジョンに進むきっかけにもなるので、作品全体の空気感にまた変化があるんじゃないかなって思います。

個人的に、この辺りの収録中は「いつ『アリヒト』と呼ぶんだろう」と気になっていました。「上司と部下」の関係でなくなってからしばらく経ち、またふたりの距離感に変化があるのかなと。最後まで「後部(あとべ)くん」だったらどうしましょう(笑)。ふたりの関係性にもご注目ください。

取材・文:MoA