SPECIAL
#11
第10話放送後インタビュー:高尾奏音(マドカ役)、相坂優歌(メリッサ役)
――第10話はマドカとメリッサの出会いが描かれました。まずはお互いのキャラクターの印象をお聞かせください。
高尾:メリッサは亜人とのハーフという葛藤を抱えながらも、お仕事にひたむきな姿が印象的でした。マドカとは年齢感が近く、その一生懸命なところに通ずるものを感じます。また、解体師は戦いに不可欠なアイテムを作る重要な役割ですし、商人であるマドカとも密に連絡を取り合うので、役職の面でもすごく親近感を覚えました。
――相坂さんから見た、マドカの印象はいかがですか?
相坂:まずビジュアルからいくと、「守りたくなる少女ナンバーワン」ですね。メリッサの出番がないシーンの収録を後ろで見させていただいたとき、高尾さんのお芝居も相まって、マドカが涙する姿に本当に「守らなきゃ!」と思いました。それに、あんなにかわいらしい見た目なのにしっかり商人ということで、お店を開いていたらなんでも買っちゃいたくなりますよね(笑)。
――ビジュアルのお話が出ましたが、高尾さんから見たメリッサのビジュアルはいかがですか?
高尾:銀髪がすごく好きです! あまり感情を表に出さずに秘めている感じが、もっと知りたくなるというか、暴きたくなるというか。自然と「仲良くなりたいな」と惹きつけられるような子だなと感じました。
相坂:ふたりが並ぶと、よりそれぞれの個性が引き立ちますよね。意外と正反対の性格でありながら、すごく波長が合うふたりに見えます。
――ふたりとも年齢の割にしっかりしている印象も受けました。
相坂:若いうちから手に職をつけている分、中身が成長していく速度も速いのでしょうね。商人であれ解体師であれ、どちらも責任の伴う大変なお仕事ですし。
――すっかり意気投合していましたが、どんなところに惹かれ合ったとお考えですか?
相坂:メリッサは後天的に亜人になってしまったお母さんが「それでも」という思いで産んでくれた子です。でも、「私は亜人なんです」と大っぴらには言えないじゃないですか。なのに、マドカはそれを受け入れてくれたんですよね。
高尾:気まずさもなく、「ああ、そうなんだ」という感じで本当にすぐ受け入れましたよね。
相坂:メリッサとしては優しく包み込んでもらった感覚があったのだと思います。マドカの真っ直ぐで素直な部分に惹かれたのでしょうね。
高尾:オーディションのときにもふたりでお茶しているシーンがあって、「メリッサさんの冗談も聞けて良かったです」といったセリフがあったのがすごく印象に残っています。メリッサのように繊細な部分を持っている子に対しても、マドカは変に気を遣ったり壁を作ったりせず、ありのままをスッと受け入れてしまう器の広さがあるので、本当に相性がいいんですよね。ふたりとも心が綺麗で、嘘偽りなく真っ直ぐにお互いと向き合えますし、お仕事に対するひたむきな姿勢も似ているからこそ、自然と惹かれ合って仲良くなった気がします。
相坂:あのとき、メリッサは本当にスッと言ったんですよ。「母が亜人なの」って。もしかしたら、いつもメリッサは「引かれたりショックを受けられたりしても仕方ない」と、あらかじめ予防線を張るような壁を作っていたのかもしれません。だからこそマドカが「へー!」とあっさり受け入れてくれたことで、その薄くて脆い壁がパリンと割れて、「好き!」ってなったのでしょうね。
自分にとって後ろめたいことを人に打ち明けるとき、顔では平気そうに笑っていても、内心は傷つくのをすごく怖がっていることがあるじゃないですか。メリッサにもそういう防衛本能があったからこそ、マドカがその壁を越えていい意味で踏み込んできてくれたことで、本当の意味で友達ができたと感じたのかなって。私の予想ですけどね(笑)。
高尾:マドカも気を遣うことなく、本当になんとも思っていないですからね。なんならちょっと「かわいいな」って印象を抱いているくらいじゃないでしょうか(笑)。
相坂:本当にいい子ですよね。友達ができたことでお父さんも喜んでいたので、本当に良かったです。
――ふたりでの掛け合いはいかがでしたか?
高尾:ディレクションで「メリッサとの対比になるように、マドカはより表情をコロコロ変えるお芝居をしていただきたいです」と言われた記憶があります。
相坂:リアクション大きめで、ということですね。
高尾:そうですね。いつもより等身大の、年齢相応なマドカが出せたんじゃないかなと思います。それから、「お仕事モードとの違いを出してください」とも言われました。真剣に鑑定しているときと、友達として話しているときの温度差をお芝居でしっかりつけてほしい、と。
相坂:ふたりは若いうちから職業を持って一生懸命生きていますよね。だからこそ、そんな子たちがガールズトークをしたらどんな雰囲気になるのか、このシーンで少しでも見せられたら面白いなと思っていたんです。普段はスッとしているメリッサが冗談を言ったりして、「あ、この子も普通の少女なんだな」と感じられる部分をお芝居で出せたらと。最後にも「また誘ってほしい」と言っていますし、今後もそういう等身大の会話が垣間見える関係になっていったらいいな、という気持ちを込めて演じました。
――ここから始まるふたりの友情が楽しみですね。一方、アリヒトたちは「蔓草の傀儡師」と激戦を繰り広げていますが、サポート側のおふたりから戦闘シーンをご覧になった感想はいかがですか?
高尾:外から見ていると、本当に誰が欠けてもいけないパーティだなと感じました。それぞれの役割が大きくて助け合いで成り立っているのだなという印象を受けつつ、後ろから「頑張れー!」と応援する気持ちで見守らせてもらいました。
相坂:原作だとメリッサが一緒に戦うシーンもあるんですけど、アニメではまだ戦闘に参加していないんですよね。だからみんなを見ていると「私も一緒に戦いたいな!」って思っちゃいます。メリッサはワーキャットであるお母さん譲りの技能が少し使えるという設定もあるので、いつかアニメーションでも彼女の戦う姿が描かれたら嬉しいですね。
あと、第10話の最後に出ているソフィさんの迫力がすごかったです! 後ろでお芝居を見ていた身からすると、「うわぁ、さすがだな」と思わず圧倒されちゃいました。
高尾:私、そのシーンの収録はご一緒できなかったので、完成した映像を見るのがめちゃくちゃ楽しみです。
相坂:普段の朗らかなソフィを見ていたメンバーからすると、「あなたたち、人間を殺せる?」と挑発してくる姿は本当に信じたくないですよね。優しいと思っていた子がここまで豹変する姿は、見ていて心を抉られるものがあると思うので、視聴者のみなさんにもぜひこれからの展開にハラハラしながら見ていただきたいです。
――技能が鍵となる本作にちなんで、仕事や日常で使いたいスキルを教えてください。
相坂:時間を増やすスキルですね。私、寝ることが大好きなのでたっぷり睡眠時間を取りたいんですけど、そうするとほかの時間がなくなってしまうじゃないですか。やりたいこともやらなきゃいけないこともいっぱいあるのに……。1日が24時間しかないのはこの世のバグだと思っているので、時間を操作するスキルがほしいです(笑)。
高尾:私は「お話が上手になるスキル」です。すごく人見知りなので、収録現場でも相坂さんに「話しかけてください!」っていう顔だけでアピールしていました。すみません(笑)。
相坂:以前も共演したことがあったので、現場に奏音ちゃんがいて私も嬉しかったんです。それなのに、お隣に座っても全然話しかけてくれなくて(笑)。いざ私から話しかけたら、すごくキラキラした笑顔で応えてくれたので、「あ、大丈夫だったんだ」と思って安心しました。
高尾:本当に、自分から話しかけられるスキルがほしいです(笑)。
――最後に、第11話放送に向けて、視聴者の方々にメッセージをお願いします。
高尾:第10話はアリヒトとテレジアの強固な繋がりや絆が見えるお話で、私もすごくお気に入りですが、第11話以降はやっぱり「ソフィがどうなるのか」というところに注目して見ていただきたいなと思います。
相坂:優しいと思っていた人の様子がガラリと変わってしまい、倒したくはないけれど脅威になるという難しい局面に、結束が固まってきたみんながどう立ち向かっていくのか。みなさんも固唾をのんで見守っていただきたいです。
物語はクライマックスに向かってどんどん進んでいくんですけど、最終話はだいぶ面白く見させていただきました。この作品、「世界最強の後衛」というだけあって、一筋縄ではいかないなと(笑)。ぜひ楽しく見ていただけたら嬉しいですし、私自身、メリッサの活躍をもっと見ていきたいと願っています。
取材・文:MoA
